2014年2月21日金曜日

 「ブラジルに生きるヒバクシャ」公開におけるメッセージ   

                                                                  2014年2月20日  
                                                   ブラジル被爆者平和協会                                                                         会長 森田  隆
被爆六十九年、在外被爆者として私は九十歳を迎え、微力ながら核の無い世界平和を訴え続けています。
終戦後、いろいろな事情でブラジルに移り住んだ被爆者が当協会を設立して30年、多くの方々の支援を受け生きてきました。
協会の歴史の一部をこうしたDVDに記録して頂き、作成にあたった ロベルト フェルナンデス監督、日本語版を可能にしてくださった有原監督、関係者全員に心から感謝致しております。

内容につきましては、我々の活動を通してブラジル国内に起きた放射能被害の実情、これは世界中どこでも起きうる可能性があり、この事実を知る事は未来を培う若者に不可欠だと信じております。 核の無い社会の実現を祈って止みません。

私の残された命は、ブラジルの青少年達に、広島・長崎の被爆体験と放射能被害の恐ろしさ、戦争の悲惨さを伝えるために費やしたいと思っております。

このたび、日本でのDVD公開には大きな希望を持っています。世界の情勢は予断を許しませんし歴史は繰り返すと言われます。
私達、残された被爆者は全力で平和を訴えなければなりません。

ブラジル被爆者平和協会は、平和を願う日本の皆さんと共に、全力で世界・地球の存続、平和な未来を願って 協力し頑張る事を約束いたします。

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